こんにちは!うさぎです。
2025年7月15日放送の『ザ!世界仰天ニュース』で、「知らないと危ない食の危険SP」と題して激辛ポテトチップスを食べた高校生が救急搬送されるという事件をとりあげます。
「激辛好きのためのネタ商品」として、SNSやYouTubeで人気の磯山商事の「18禁カレーチップス」。
その強烈な辛さが話題の一方で、2024年7月に高校生が集団で救急搬送される事件が発生しました。
この記事では、事件の経緯や理由、使われている「ジョロキア」の正体、唐辛子の辛さ比較、そして気になる「どこで買えるか」まで、徹底的に解説します。
気になる方は是非最後までご覧ください。
都立六郷工科高校での経緯
事件が起きたのは2024年7月16日、東京都大田区にある都立六郷工科高校。
昼休みの時間、生徒の1人が持ち込んだ磯山商事の「18禁カレーチップス」をクラスメイトと分け合って食べることになりました。
生徒たちは「18禁」というパッケージを見て面白がり、「どれだけ辛いのか試そう」という軽いノリで食べ始めたといいます。
ところが、食べ始めて数分のうちに、口や喉、胃の激しい痛みやしびれを訴える生徒が続出。
さらに、嘔吐、めまい、呼吸が苦しいといった症状を訴える生徒も出て、教員が救急車を手配。
結果的にポテトチップスを食べた33人のうち、14人が救急搬送されるという異例の事態となりました。
幸い重症者はおらず、全員が回復しましたが、学校関係者や保護者の間では「なぜこんな危険な商品が子どもの手に渡ったのか」と不安の声が上がりました。
磯山商事は事件後、「商品は『18歳未満にはおすすめしません』とパッケージで明記し、辛さの危険性について注意喚起している。ルールを守った上でお楽しみいただきたい」とコメントしています。
事件の理由
なぜこのような事件が起きてしまったのでしょうか。大きな要因は3つあります。
1. 商品の性質
「18禁カレーチップス」は、名前の通り18歳以上を対象とした激辛スナックです。
強烈な辛さが売りの商品で、メーカーもパッケージで繰り返し注意喚起しています。
辛味の主成分は「ジョロキア」という超激辛唐辛子で、わずかな量でも強烈な刺激があります。
ただし、実際に購入するために年齢確認されることはなく、「18禁」というフレーズも好奇心旺盛な学生が煽られるように捉えることもできたでしょう。
生徒たちは「どれだけ辛いのか試してみたい」「SNS映えしそう」という軽いノリで、一気に複数人で食べてしまいました。
2. 購入者側の認識不足
どれぐらい辛いかはパッケージに情報として記載があります。
しかし、〇〇倍と書かれていても想像がしづらいこと、また、過度に辛い物を摂取すれば体にどのような変化が起きうるかの知識もありませんでした。
また、自分がどれだけ辛さに耐性があるかわからない一方で、「危険な食品は売っていないに違いない」という市場への安易な信頼もあったのではないでしょうか。
メーカーとしてはあくまでも「自己責任で」という意味で「18禁」としているようですが、その捉え方は購入者との認識に乖離があったようです。
3. 集団心理
修学旅行や学園生活の中でよく見られる、いわゆる「みんなでやれば怖くない」という雰囲気が影響したと見られます。
馬鹿馬鹿しいことをやって、体験を共有したいという気持ちが湧いてくることはよくわかります。
SNSで流行っているのなら試してみたいという、流行に敏感な高校生だからというところも大きいです。
18禁カレーチップスはどこで買える?
上記にもありますが、「18禁カレーチップス」を食べたのは33人で、病院に搬送されたのは14名で、全員が体調不良を起こしたわけではありません。
危険な辛さである以外は食品として問題があるわけではないので、辛さに耐性のある方や激辛好きな方にとっては魅力的な製品かもしれません。
メーカーの注意喚起を十分に読んでから試してください!
磯山商事の商品ページはこちら
では、今回話題となった磯山商事の「18禁カレーチップス」はどこで手に入るのでしょうか。
調査したところ、以下の場所で購入可能です。
1. Amazonや楽天市場などのネット通販
最も手軽に買えるのが、Amazonや楽天市場などの大手通販サイトです。商品名で検索すると、定価または若干のプレミアム価格で販売されています。
2. ドン・キホーテ
全国のドン・キホーテでも取り扱いがあります。店舗によって在庫が異なるため、事前に問い合わせるか、売り場の「激辛コーナー」を覗いてみましょう。
3. バラエティショップ
ヴィレッジヴァンガードやロフトなど、バラエティ雑貨を扱う店舗でも時折見かけます。
入荷タイミングは不定期なので、見つけたらラッキーかも。
購入の際は必ずパッケージの注意書きを読み、自己責任で楽しむようにしましょう。
また、18歳未満の方への販売は推奨されていません。
ゴーストペッパーともいわれるジョロキアってなに?
事件の原因となった辛味成分「ジョロキア」についても解説します。
ジョロキアの正式名称はブート・ジョロキア(Bhut Jolokia)。
原産地はインド北東部のアッサム州で、別名「ゴーストペッパー(幽霊唐辛子)」とも呼ばれます。
2007年にはギネス世界記録で「世界一辛い唐辛子」と認定され、一躍有名になりました。
その辛さは、辛味の国際基準であるスコヴィル値(SHU)で85万〜100万を超えます。
日本の一般的な鷹の爪が約4万SHU、ハバネロでも約30万SHUですから、その20倍以上の破壊力です。
ジョロキアの辛さは単なる痛みだけではなく、喉や胃の粘膜まで激しく刺激します。
無防備に大量に食べると呼吸困難や嘔吐、場合によっては失神に近い状態になることもあるため、危険な唐辛子として知られています。
唐辛子の辛さ比較
唐辛子の辛さをわかりやすく比較すると、以下のようになります。
(数値はおおよそのスコヴィル値)
唐辛子の種類 | スコヴィル値(SHU) |
---|---|
ピーマン | 0 |
ししとう | 100〜1,000 |
鷹の爪(日本) | 30,000〜50,000 |
ハラペーニョ | 2,500〜8,000 |
ハバネロ | 100,000〜350,000 |
ジョロキア(ゴーストペッパー) | 850,000〜1,000,000 |
トリニダード・スコーピオン | 約1,200,000〜1,500,000 |
キャロライナ・リーパー | 約1,500,000〜2,200,000 |
ジョロキアは世界一の座は譲ったものの、依然として市販食品に使われる中ではトップクラスの辛さを誇ります。
辛さに慣れていない人が安易に食べるのは非常に危険です。
まとめ
今回の事件は、東京都大田区の高校で発生した集団的な体調不良事件で、強烈な辛さを持つ「18禁カレーチップス」が原因でした。
幸い大事には至りませんでしたが、激辛食品の危険性や「ネタにして楽しむリスク」を改めて考えさせられる出来事となりました。
磯山商事の「18禁カレーチップス」は、Amazonや楽天市場、一部のドン・キホーテなどのバラエティショップで購入できます。
ただし、購入や試食の際は必ず辛い物が体調不良を及ぼす可能性があることを認識し、適量で試すこと、無理をしないことを心がけましょう。
また、ノリで他の人にむやみに勧めることは絶対に止めてください。
激辛は、正しく楽しめばクセになる魅力があります。
しかし、それは「辛さに耐えられる人」が「安全な方法」で試すからこそ。
自分の限界を知り、健康を損なわない範囲で楽しむようにしてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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