こんにちは!うさぎです。
2025年7月13日に放送される『日曜日の初耳学』にキングコングの西野亮廣さんが出演されます。
お笑い芸人としての華々しいキャリアから、絵本作家、起業家、オンラインサロン運営など、唯一無二の活動を続けるキングコングの西野亮廣さん。
しかし、その快進撃の一方で「胡散臭い」「信者ビジネス」といった批判も根強くあります。
なぜ彼は、ここまで毀誉褒貶(きよほうへん)の激しい存在となったのでしょうか。
【日曜日の初耳学】で「夢とお金の関係」を語ったエピソードとともに、彼の歩みと、その評価の背景に迫ります。
興味がある方は是非最後までご覧ください。
キングコング西野亮廣のプロフィール
西野亮廣(にしの あきひろ)さんは1980年、兵庫県に生まれました。
2001年、相方の梶原雄太さんとお笑いコンビ「キングコング」を結成し、デビュー早々『はねるのトびら』など人気番組に出演。
お笑い芸人のイケメン枠で若い女子ファンからの人気は凄まじいものでした。
こうして若くして“売れっ子芸人”の地位を獲得します。
ところが、人気絶頂期にテレビの世界から突然距離をおき、絵本を書き始めます。
代表作である絵本『えんとつ町のプペル』は50万部を超える大ヒット。映画化やミュージカル化もされ、2020年代に入り「エンタメの起業家」としての地位を確立しました。
現在はオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の運営や地域プロジェクトのプロデュースなど、多方面で活躍しています。
キングコング西野亮廣がお笑いから舵を切ったきっかけ
人気お笑い芸人の地位をすでに確立していた25歳の頃、「フジテレビでゴールデンタイムに冠番組」という夢を既にかなえてしまったキングコング。
でも、西野亮廣さんは、先輩大物芸人がMCをする番組のひな壇に座っている自分を見て、それ以上に上に登れるイメージが描けなかったといいます。
そんな西野さんが、絵本作家として歩み始める転機は、意外にも先輩芸人のひと言でした。
番組収録後の飲みの席でタモリさんに突然こう言われたそうです。
「おまえ、絵を描け」
最初は「なんで僕が?」と戸惑い、やんわり断ったものの、タモリさんは真剣な表情でこう続けたといいます。
「おまえは描けるようになるから描け」
この言葉が強く胸に残り、西野さんは絵を描く練習を始め、絵本制作にのめり込むようになります。
当時の心境についてインタビューでこう語っています。
「嫌だったけど、言われた通りにやってみたら、自分がまだ挑戦していない世界が見えてきたんです。『やれ』と言ってくれる人がいたのはありがたいことでした」
(出典:テレ朝POST)
その後、2009年に絵本『Dr.インクの星空キネマ』を出版。
以降も『えんとつ町のプペル』など話題作を世に出し続け、今や「芸人」という枠にとらわれない存在となっています。
なぜ胡散臭いと言われるのか?3つの理由
絵本は映画化、ミュージカルにも。オンラインサロンは登録者7万人越え。
ビジネス本を出せば毎回売上部数10万部越えで、2023年時点で「ビジネス書だけで累計100万部突破」は達成済みとプレスでも発表されています。
一方で、彼の活動は「胡散臭い」と批判されることも少なくありません。
それは、彼の独特なスタイルやポジションが、既存の価値観に挑むものだったからです。
理由を3つに整理して見てみましょう。
1.お金を集めるのがうまいから
西野さんの代名詞ともいえるのが、クラウドファンディングやオンラインサロンを通じてファンから資金を集める仕組みです。
特に『えんとつ町のプペル』の映画化やミュージカル化は、ファンからの支援金で成立させ、興行的にも成功を収めました。
これが「夢を叶えるための新しい手法」と受け取る人がいる一方で、「信者から金を集めている」「金儲けが目的」と否定的に捉える声もあります。
今でこそクラウドファンディングは一般的なお金を集める手法として知られるようになりましたが、開始した時には「詐欺」呼ばわりされるようなこともあったそうです。
背景には、日本社会に根強い「お金を稼ぐ=悪いこと」という価値観があり、露骨に資金調達を公表する彼のスタイルが誤解されやすいのです。
2.クローズドなオンラインサロンの存在
彼が運営するオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」は月額課金制で、会員は限定情報を受け取り、プロジェクトに参加できます。
サロンは最盛期には7万人以上、2025年現在でも約4万人以上が参加する巨大コミュニティになっています。
支援を得て活動し、会員には特別な情報を提供する。一般的なファンクラブとやっていることは何ら変わりません。
ただ、規模が大きいことと、距離が近いことが特徴です。
閉じた空間で熱心なファンが集まっている様子が外部からは見えにくいため、「信者ビジネス」「洗脳されているのでは」といった批判につながっています。
本人も講演会などで「これだけ濃いファンがいれば外から見て気持ち悪く見えるのは仕方ない」と自嘲気味に語るほどです。
3.成功しているから妬まれる
以前は芸人が事業をするにしても飲食店経営や不動産業といったことが多く、それもビジネスで成功しているイメージを前面に出すことはありませんでした。
そんな中で、西野さんは絵本、映画、サロン、プロデュース業などで次々に成果を出し、億単位の収益を上げて、それを公表しています。
これまで芸人=苦労してナンボ、というイメージに慣れている人からすると、「調子に乗っている」「芸人らしくない」と見え、嫉妬や反感の対象になりやすいのです。
西野さん自身も「嫉妬されるくらい夢を実現している証拠」と笑い飛ばしており、そのスタンスもまた賛否を呼んでいます。
まとめ:夢とお金の話をもっと自由に
西野さんは「夢を叶えるにはお金が必要だし、それを稼ぐのは悪いことではない」と語ります。
彼のスタイルは、従来の芸能人像や日本社会の価値観に対する挑戦ともいえます。
資金集めの方法やクローズドなコミュニティを形成することは、遠目にみると、何をやっているのかよくわからないため批判されやすい要素です。
ですが、その一方で、夢を実現し、ファンと共に物語を紡ぐ彼の姿勢に共感する人が多いのも事実です。
胡散臭さを感じるか、夢のある挑戦だと感じるかは、見る側の価値観次第。
ですが、西野亮廣さんが既存のレールにはない、新しいことをやっているからこその批判であることは間違いなさそうです。
これからも西野亮廣さんの挑戦は、多くの議論を呼びながらも進んでいくでしょう。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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