大韓航空ナッツリターン事件とは?ナッツ姫の現在!妹は水かけ姫?韓国財閥パワー【世界仰天ニュース】

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9月16日放送の「ザ!世界仰天ニュース」では、韓国の大手航空会社・大韓航空を率いる財閥一家のスキャンダルが再び注目されます。

その象徴とも言えるのが、2014年に世界を騒がせた 「ナッツリターン事件」。事件を起こした“ナッツ姫”ことチョ・ヒョナ(趙顕娥)氏の現在は、表舞台復帰ではなく、驚きの転落人生をたどっていました。

ここでは、ナッツリターン事件の経緯と、ナッツ姫の近況、さらに妹が“水かけ姫”と呼ばれるきっかけとなった事件を振り返ります。

ナッツリターン事件とは?

前代未聞の「機内引き返し」

2014年12月、ニューヨーク発・仁川行きの大韓航空機ファーストクラスで、当時副社長だったチョ・ヒョナ氏がマカデミアナッツが袋に入ったまま提供されたことに激怒。

提供方法に間違いはありませんでした。

しかし、怒り狂うチョ・ヒョナ氏は、機長に命じて離陸直前の飛行機を搭乗口へ引き返させ、チーフパーサーを降ろすという異例の行動に出ました。

その怒号は、機体の後方まで聞こえていたといいます。

そもそも、機体を引き返させる権限は機長にしかありませんので、副社長とはいえ大きく航空法を逸脱した行為でした。

後日、国土交通部に経緯書を提出する際にも、副社長の横暴は隠ぺいされ、会社側の言い分に全て書き換えられたといいます。

社会的反響と裁判

韓国国内では「財閥の傲慢さの象徴」として猛烈な批判を浴び、チョ・ヒョナ氏は副社長職を辞任。

2015年2月、ソウル地裁はチョ・ヒョナ氏に対し懲役1年の実刑判決を下しました。しかし、翌年の控訴審では執行猶予付きに減刑され、数か月で釈放。

世間の厳しい視線を浴びながらも、財閥の娘としての地位は揺るがず、韓国社会に「やはり財閥は特別扱いだ」という不信感が広がりました。

表舞台への一時的復帰

同事件後、チョ・ヒョナ氏は大韓航空副社長をはじめ、KALホテルネットワークなどグループ内のすべての職責から辞任しました。

3年4カ月間経営一線から退いていましたが、2018年3月グループ系列会社KALホテルネットワーク社長として復帰しました。

しかしその後、妹のチョ・ヒョンミン氏(当時・大韓航空専務)が社内でパワハラしたことがきっかけで、一族に対する世論の目が厳しくなり、チョ・ヒョナ氏は再びすべての役職から退くことになりました。

妹のチョ・ヒョンミン氏のパワハラについては後述します。

ナッツ姫:転落が止まらない人生

ナッツ姫の現在① 国税滞納でマンション強制競売

事件後も財閥令嬢として豪華な暮らしを続けていたチョ・ヒョナ氏。しかし近年、生活は一変します。

  • ソウル江南区の高級マンション「ローデンハウス」を、2020年に約45億ウォン(約4億7千万円)で購入。部屋数5・浴室3つの豪邸でした。
  • しかし、父からの莫大な遺産相続による 相続税の滞納 が重くのしかかり、2024年以降、国税庁により 4度の差し押さえ を受けます。
  • 2025年4月には、ついに裁判所が 強制競売を決定。売却価格は約5億円程度とされていますが、本来の市場価値は6〜7億円とも。資産の切り売りが続く現状が浮き彫りとなりました。

ナッツ姫の現在② 離婚訴訟と財産分与

私生活でも大きな問題を抱えていました。

  • 2018年、美容整形外科医の元夫が「日常的に暴力を受けた」として離婚訴訟を提起。
  • 約4年7か月に及ぶ裁判の末、2020年に離婚が成立。
  • 子どもの親権はチョ・ヒョナ氏が持ちましたが、財産分与として 約1億3000万円 の支払いを命じられました。
  • 元夫側は児童虐待も主張しましたが、最終的にはチョ・ヒョナ氏に親権が認められています。

ナッツ姫の現在③ 後継者争いに敗北

財閥の名門に生まれた彼女には、グループ経営を継ぐ道もありました。しかし結果は敗北。

  • 2019年、父である韓進グループ2代目会長・趙亮鎬(チョ・ヤンホ)氏が死去。
  • 3代目会長には弟・趙源泰(チョ・ウォンテ) 氏が就任。
  • さらに、妹の趙顕旼(チョ・ヒョンミン) 氏、いわゆる「水かけ姫」が社長に就任。
  • 長女のチョ・ヒョナ氏は後継者争いに加わるも、母親と妹が弟を支持し、結果的に敗北しました。

これにより、経営の実権も財産も失い、表舞台から退く形となったのです。

なお、チョ・ヒョナ氏は2023年に「チョ・スンヨン」に改名したと報じられています。

妹(次女)・水かけ姫とは?

2018年、妹のチョ・ヒョンミン(趙顕旼)氏が会議中にヒステリックに声を荒げ、水の入ったコップを投げつける場面が録音された音声ファイルが公開されました。

水をかけられた相手は取引先の職員。

チョ・ヒョンミン氏はパワハラとして警察の取り調べを受けたとも報道され、韓国のみならず日本でも「水かけ姫」騒動話題になりました。

ナッツ事件に続くスキャンダルに、韓国国民の財閥への不信感はさらに高まり、「一家全員が問題を抱えているのではないか」と凄まじいバッシングが起きました。

これをきっかけに、一度は経営の表舞台に復活の兆しをみせていた「ナッツ姫」チョ・ヒョナ氏は、再度すべての役職を手放す結果となったのです。

まとめ

日本では想像できないほど、韓国では財閥の力が強いのでしょう。

韓流ドラマをご覧になった方はよくお分かりかと思いますが、韓国では財閥が絶大な力をもっていて、一般市民はそれをよく思っていないようです。

ドラマでは、往々にして「財閥が悪」。特に財閥一族の女性は悪役として描かれることが多いです。

その心情に至らせる一端を見たような気がする事件でした。

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